学会4日目

午前中はこちらでの仕事に関連のあるsessionへ。やっぱり勉強もしないとね。ようやく英語にも慣れてきて、少しは聞き分けられるように。
助手と"日本一多くのstrainを取り寄せた"Ki氏と昼食を摂り、いよいよ私のポスター発表の番。
といっても聞きに来てくれた人は半数が知り合いで、その他は宇宙関連と筋肉関連といった感じ。一方のMO氏や蜜柑氏のポスターは大盛況だった。やっぱり筋肉でも分子生物学的手法を使っている方が受けがいいんだろうなあ。もちろん、内容もいいのだろうが。とはいえ、そういったスマートな仕事よりもむしろ泥臭い仕事のほうが好きだったりするから、なかなか道は開けないかもしれない。そんなことを考えながらぼんやりとポスターの前に立つ私。


夕方、workshopでの先輩On氏*1の発表を聞く。千客万来で立ち見もかなりの数。しかも皆一生懸命メモをとっている。いやあ、先輩すげーなー、と感心。なんだか自分のことのように嬉しくなる。


それでもって夕食は屋外でのバーベキュー
向こうは日が照っている間は暑いのだけど、日が陰ると急激に寒くなってくる。日本と違って湿気が少ないから、よりそう感じるのかもしれない。そんな寒さを感じながらも、たまたま相席になった"捜査官"氏と会話をする。初めは"首領"氏のLabの人たちが偶然にも一緒にいて、彼らが話をしていた。我々日本人は自己紹介する程度で、native同士の会話スピードについていける訳もなくただ頷くだけだったのだが、皆が去り探偵氏や蜜柑氏も帰ってしまい、結局その場に残されたのは"捜査官"氏と私のみ。で、ここで私が去るのもなんだか申し訳ないし、英会話の良い機会だと思い話をすることに。1対1なら何度でも聞き返せるからなんとか会話についていけるしね。
内容は他愛の無いこと。"捜査官"氏の父君が以前空軍のパイロットをしており、自身も小さい頃は沖縄や東京に住んでいたんだ、とか。私は東京に実家があって、今はもっと北の方に住んでいるんだ、雪が大変なんだよ、とか。そんなこと。
こちらが聞き取れなくて何度聞き返しても、嫌な顔せずきちんと相手をしてくれた"捜査官"氏。今回出会った人の中で一番印象深い人物。感謝。


その後、30分程コメディーショー(学会でこんなのがあるんだから、不思議)を観た。この業界の著名人研究生活のパロディ映画とか歌にからめてPowerPointで見せるもの。半分くらいしか英語がわからんかった。というか、向こうの人たちはやっぱりオーバーアクションだね。すげーバカ笑いするし。お酒も入っていたというのもあるかもしれないけれど。ま、それなりに楽しめたかな。

帰りに会場の前で以前のLabの教授と出会い、ゆっくり宿舎に戻りながらいろいろ話をしたり愚痴を聞いたりする。まあ、変わってないなあ、という感じ。
宿舎の前に着くとMO氏、蜜柑氏がおり、後2人を含めて彼らはこの日に帰国ということで、教授とFr氏とでタクシーに乗る彼らを見送ってから部屋に戻る。
そんな4日目。

*1:昨日書いた"漢"氏のところにお世話になっていた人