紛糾の「ZガンダムII - 恋人たち -」

劇場版「Z」の第二部が10月公開なのだけれど、その声優交代劇が今ネット上で問題になっているわけで。
詳しくはココあるいはココを見てもらえればいいのだけれど、簡単に言うと、フォウ役の変更について音響監督と声優との連絡に食い違いがあり、その経過についてあまりにも不透明な部分があるというもの。しかも結果として監督(富野氏)の意向に反している、ということ。で、ファンが大騒ぎしているわけ。


実際のところ私は新旧どちらの声優のファンというわけでもない。ただ古いアニメファンだから、どちらかといえば島津氏には思い入れがある。ゆうな氏に至っては今回初めて知ったという程度。だからどちらが良くてどちらがダメとか言うわけではないのだが、やっぱり好きな作品のキャラクターの声が変わるというのはちょっと寂しい。


実際声優の変更というのは良くあること。
以前、私の好きな「銀河漂流バイファム」の続編(というか、まあ新作)が、約10年ぶりにTV用に作られたのだが、ここでは主人公の声が変わっていた。はっきり言ってショックだった。でも、人間不思議なもので、見ているうちに慣れてしまうんだよね。だから今回のフォウについても慣れてしまうのかもしれない。声優が変更になったのはフォウだけではないし。
だから問題なのは交代に至るまでの音響監督側の行為。といっても今のところ情報が島津氏側からしか出ていないようなので、公正な判断はできないのかもしれない。実際、「島津氏の負け犬の遠吠え」的な書き込みも掲示板には見られる。
でも個人的には、それが仮に負け犬の遠吠えであったとしても、それはそれでいいんじゃないかな、と思う。それだけそのキャラクターに思い入れがあったんだろうし。しかも匿名でネット上にいろんなことが書けるこの御時世、自分の考えを書いたっていいでしょ?別に新しい声優を攻撃しているわけでもないんだから。
ま、音響監督のコメントを是非とも聞きたいものだ。


ただね、富野氏が満を持して「Z」に取り組んだわけで、それがこんなケチがついてしまって、なんだかなあ、という感じなのだ。しかも「恋人たち」というサブタイトルからわかるように、今回の主役はやっぱりフォウなんだよ。それがこんなことになってしまって残念。


お金に余裕があったらDVD買おうかな、と思っていたんだけど、ちょっとその気も萎えちゃった。