徐々に衰退、そして撤退

昨日の続き。


Zガンダム」の後も「ガンダムZZ」の放映があり、中学生になってもガンプラライフは続いた。この頃はオリジナルカラーに塗るのが好きで、良く自分で配色を考えて塗ってたな。後番組のドラグナーレイズナーのシリーズもいくつか買ったなあ。
その頃よく行っていた模型屋のおっさんと仲良くなって、新製品がいつ頃入るかとか教えてもらってたんだけど、そのおっさん、何故か私らを店の隅にある椅子に座らせ、自分はその上、私らの膝の上に座りいろいろ話をするという変な癖があった。私らの間では、あのおっさんはヤバいんじゃないかとか噂も出たが、まあ特に何も被害はなかった訳で。しかしあのまま通ってたら何かあったのかしら。コワ…。


何故その店に行かなくなったかというと、怖くなったとかいうのではなくて、引っ越したから。引っ越した先では近所に模型屋も無く、街に出た時にちょこっと買ってくるくらいだった。ああ、それからこの頃初めてガレージキットに手を出したんだ。コトブキヤのTHE・O。それからムサシヤのエル・ダール。THE・Oは可動なしの固定モデル。それでも手に入れた時は嬉しかったもんだ。わざわざ八王子のコトブキヤまで行ったもんなあ。エル・ダールは死鬼隊の機体では一番好きだったんだけど、レイズナー後半の機体はほとんどキット化されなかったんだよね。だからガレージキットに手を出してしまった訳。これは一応可動するんだけど、今みたいなポリキャップ等じゃなくて、金属製のボール軸が付属していて、間接強度は木工用ボンドで調節してね、みたいなものだったな。今となっては懐かしい…。


キャラクターモデルメインな私だったが、スケールモデルもほんの少しだけ齧ったことがある。タミヤのウォーターラインシリーズを数個。当時買ってみたタミヤのカタログに載っているような、軍港みたいな情景を作ってみたいなあなんて思い、潜水艦や航空母艦を作ったんだ。昔からいろいろ集めて並べるのが好きだったんだなー。
そしてハセガワのF15か何かも作ったな。高校の文化祭で文化の変遷みたいな出し物をクラスですることになり、その一環で兵器の模型も展示することになったので。ただし缶スプレー一色でべた塗りしたものだったが。あれは最終日の夕方に来た子供が欲しがったのであげたんだっけ。


そんな一時的ガレージキットスケールモデルのブームもあったのだが、その後模型からは徐々に遠退いていった。ガンダムに話を戻すと、高校に入ってからも新たな作品は発信され続けた。模型誌発のセンチネルにOVAである0080。ただし、作ったのはZプラスケンプファーくらいかな。1/144なのにほぼ完全変形するZプラスには衝撃を受けたものだったが。
学業ももちろんあったのだが、それまでほとんど読まなかった漫画を友達の影響で読むようになり、模型熱は冷め始めていた。そして受験勉強を機に足を洗ってしまった訳だ。


きりがいいので今回はここまで。