プレッシャー

私の所属する研究グループは、国からお金を貰っているわけだが、その分結果を出さないと容赦なく予算が削られる。ついこの間も中間審査が行われたばかり。というわけで、ここにも良く書くことだけれど、たまに集まりがあったりするととにかく「論文を出せ」と言われるのだ。
ただ、うちのLabは2年目から参加しており、実際1年も経っていないので「そんな状況でどうやって論文を出せと?」と毎回思うわけで。いや、もちろんなるべく早いうちには出したいと思っているんだけどね。


そんなうちのLabには、そのグループの枠で雇われている研究員が私を含めて3人いる。他の2人はコンピューター屋さんで部屋も違うため、ほとんど会わないのだが、夕方、そのうちの1人が相談があると言って尋ねてきた。
何だろう?と思いつつも実験を終わらせて部屋に赴くと、まあ、詳しく書くのはちょっとアレなので簡単に言えば上記のプレッシャーに悩んでいる、ということだった。


…寝耳に水とはこのことですよ。
まあ他にもいくつか理由はあったみたいだけれど、とりあえず私の感想はそんなに悲観的になることないんじゃないかなあ、というもの。だって、彼の場合は赴任してまだ半年だからね。そんな短期間でまとめられるほどの結果が出る方がすごい。…というか、私が楽観的なのか?
とにかく1時間くらい話し込んで説得はしてみたものの、なんだか釈然としない様子。


とりあえず気分転換に明日飲みに誘ってみた。
…しかし、他の人には相談していないと言うのだけれど、何故私なのか?