『終戦のローレライ』1、2巻

終戦のローレライ(1) (講談社文庫) 終戦のローレライ(2) (講談社文庫) 福井晴敏 (講談社 講談社文庫)
太平洋戦争末期、ドイツも無条件降伏を受け入れた昭和20年7月。潜水艦運用に劇的な革命を起こす新兵器“ローレライ”を搭載したドイツのUボート<UF4>が乗員共々日本へと亡命を果たす。“ローレライ・システム”あればこその受け入れだったが、途中、米軍との戦闘で“ローレライ・システム”の本体である小型特殊潜航艇<ナーバル>は五島列島沖に破棄されていた。これを回収し、「あるべき終戦の形」を目指すために<UF4>は<伊507>と名前を変え、特殊任務に旅立つ。


買ってから1年、ようやく読み始めた。長いのでとりあえず2巻まで。
まず思った事。潜水艦というのは想像以上に凄まじい環境なのだな、ということ。そして潜航、浮上を少しでも早く行うために手の空いている乗員が艦の動きに会わせて走り回ると言うとんでもなさ。
そして“ローレライ”の正体。さしずめニュー○イプ的な役回りですか。とは言え悲惨だな。


物語の始まりが昭和20年の7月末。ということで少し経てば広島、長崎への原爆投下が行われる。<伊507>の任務はこれと関係があるのか?そして「あるべき終戦の形」とは…?
今後の展開が楽しみ。