『竜とイルカたち』<パーンの竜騎士>9

竜とイルカたち ―パーンの竜騎士 <9> (ハヤカワ文庫SF) アン・マキャフリィ (早川書房 ハヤカワSF)
新刊が出る(た)ので急いで読む。
前作『竜の挑戦』でアイヴァス指揮の元に行われた糸胞殲滅作戦。それと平行して起こっていた少数の人々とイルカとの交流を描く。
前々作から登場のジェイジとアラミナ。彼らの息子リーディスが海上で嵐に巻き込まれたところをイルカに助けられる。アイヴァスや竜騎士、叔父のアレミらの協力を得てイルカたちとの交流は徐々に進められて行くが…。


というか序盤にイルカたちと接触するのはもっぱらアレミなんだけど。
久しぶりにパーンの世界にはまった。登場人物の名前や設定をあまり憶えていないのが難点だが、それでも楽しめる。
しかしマキャフリィ氏はサクセスストーリーが好きだなあ。というか<パーンの竜騎士>のシリーズってほぼ全てサクセスストーリーか。まあ嫌いじゃないからいいんだけど。
前作と時間軸は同じで別の視点から物語るということで、やはりアイヴァスは機能停止し、ロビントン師は死んでしまう。ところが、次巻の『竜と竪琴師』はロビントン師の若き日の話なんだな。ホントはその前に本国では「Dragonseye」という別の話が出版されているのに…。これからして彼がどれだけカリスマ性を持っているか推して知るべし。


今週末に『竜と竪琴師』買ってこよう。