『警士の剣』

警士の剣(新装版 新しい太陽の書3) (ハヤカワ文庫SF) ジーン・ウルフ (早川書房 ハヤカワSF)
旅の果てに目的の地スラックスに着いたセヴェリアン。しかし執政官の願いを聞き入れずにとある女性を助けたことから、またしても街を負われる羽目に。スラックスまでの旅の途中で偶然手に入れた神秘の宝石<調停者の鈎爪>を元の所有者であるペルリーヌ女僧団に返すため、彼女らの行方を探して北方の山岳地帯へと向かう…。


シリーズ第3巻。
執政官のパーティーで知り合う女性とイチャイチャ。そしてネッソスから連れ添ってきたドルカスと意見の相違から別れることになるも、その後高地で出会う女性ともイチャイチャ。合間に兄の敵と付けねらうアギアとの再会もあり。…何故そんなにモテる、セヴェリアン?


まあそれはともかくとして、段々とウールスの世界が露になってくる感じ。神殿奴隷とか高地の謎の人型構造物などなど。しかし相変わらずのあっさり感。意味ありげに登場したテュポーンは結局何だったんだ?1巻からちょくちょく旅の仲間となるタロス博士やバルダンダーズ、ヘトールの正体は明らかにされたけれど。
次がとりあえずの完結である4巻。果たして数々の謎は回収されているのか?