『玩具修理者』

玩具修理者 (角川ホラー文庫) 小林 泰三 (角川書店 角川ホラー文庫
おもちゃやゲームソフト、果ては生き物まで、何でも直してしまう「玩具修理者」。そして最愛の女性を失った大学時代の親友二人が彼女を取り戻すために研究を繰り返す「酔歩する男」を収録。


『ΑΩ』と関連があるかと思って読んでみた…けど、どうなんだろう。関係あるのかどうかは謎。
しかし階段から落ちたくらいで変な黄色い汁が出てきたり、肉がはがれ落ちたりするかね?ホラーっぽくはあるのだけど、そのへんが疑問。
「酔歩する男」は時間モノで結構面白かった。意識だけが飛ぶパターンなのだけど、学会発表や入試の前後に飛ぶことで一度経験したはずの未来がまた変わってしまう、そのことで病的な程悩む主人公が当たり前ではあるけれど滑稽でもある。まあ、確かに終わったと思った発表がまた、しかも何回もあったりしたらイヤだよな。そんなところで感情移入