『麦ふみクーツェ』

麦ふみクーツェ (新潮文庫) いしいしんじ (新潮社 新潮文庫
楽家の祖父、数学者の父と共に生活する少年。「ねこ」と呼ばれる彼はある夜、黄色い麦畑で麦をふむクーツェの足音を聴く。長じて音楽家を目指す彼の側にはいつもクーツェの麦をふむ音が、とん、たたん、とん。


なんか良い。
上手く書けないけどいい。
氏の作品はすごく残酷な面もあり、だけど優しい面もある。救われるね。
プラネタリウムのふたご』も良かったけど、私的にはこっちが好み。