『あたしをとらえた光』

あたしをとらえた光 (ハヤカワ文庫 FT ラ 3-2) ジャスティーン・ラーバレスティア (早川書房 ハヤカワFT)
魔法の扉の先で出会った少女J・T、隣の家に住む少年トムと共に祖母から魔法の使い方を教わることになったリーズン。しかし魔法の扉を超えて何者かがしかける攻撃でまたもやリーズンはニューヨークに連れて行かれてしまう。扉の先に待っていたのは謎の老人。果たして彼は…?


基本的には前作と同じく扉のこっち(シドニー)とあっち(ニューヨーク)で交互に語られる話。今作では魔法が尽きて死にかかってしまったり、リーズンがあーんなことになってしまったりと、3部作の中巻なわりには結構急展開。…てゆーか章のタイトルを見ればわかってしまうんだけど、すごい展開。まあ、「魔法」の設定を考えればあり得ない話ではないのだけれど。
とにかく。リーズンは魔法を使わなくても狂気に墜ちず、かといって魔法を使っても早死にしない方法を模索する。次巻でそれは果たされるのか…?
最終巻は今月発売。楽しみだ。