『機動戦士ガンダムUC』1巻

機動戦士ガンダムUC 1 ユニコーンの日(上) (角川コミックス・エース 189-1) 福井晴敏 (角川書店 角川コミックス・エース)
1年戦争終結から16年、俗に言う「シャアの反乱」から3年。宇宙世紀0096年、宇宙はまた動乱に向けて動き始める。
サイド2の暗礁空域に存在するコロニー<インダストリアル7>。事実上アナハイムエレクトロニクス社の管理するこのコロニーで、工専に通う青年バナージは謎の少女オードリーと出会う。一方で連邦政府アナハイムエレクトロニクスに深い関わりを持つビスト財団の総裁と、<袖付き>と称される反地球連邦組織の間で密約が交わされようとしていた…。


富野御大以外の、久しぶりのガンダム小説。『センチネル』以来だわ。
1/3程度はプロローグ。宇宙世紀(UC)開闢時の話。そして時は流れて96年。物語の舞台へと転換。コロニーに関する説明が詳しい。大きさ、構造から製造方法に至るまで。コロニーに限らず様々な設定に対する解釈を再度咀嚼し、整合性を整えた上で詳しく描写する。こういう所が氏らしいのかな。
第1巻なのでまだほとんど話は進んでおらず、2巻以降に期待。