『大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝』

大鷲の誓い―デルフィニア戦記外伝 (中公文庫) 茅田砂胡 (中央公論社 中公文庫)
デルフィニア戦記』舞台の5年程前、ナシアスとバルロの出会いと友情を描きながら、『デルフィニア戦記』前史とも言うべきウォル登場までの国内情勢をも描く。


いやあ、久しぶりにデルフィニアの世界に触れた。ナシアスとバルロ。ひとえにナシアスのあの性格があったが故の友情なんだなあ。それと二人を見守るレヴィン男爵夫人の存在がいい。
最後にちょこっとだけ、リィが帰国した後のデルフィニアが描かれるが、彼らのことをもっと読みたいと思ってしまうのは、わがままなのか?


たしかにこれはまた本編が読みたくなるわ。